先日、POP講師の方とお話していて、
「陳列とPOPの基本は同じですね!」と互いに再確認しました。
例えば、
なにか目立たせたいものがあるとき、
陳列なら高さを変えたり、斜めにしたり、敷物を加えたり、陳列量を増やしたり。
POPなら文字や用紙の色や大きさを変えたり、吹き出しを付けたりしますよね。
陳列 | POP | |
大きさ | 陳列量(フェイス数) | 文字・用紙のサイズ |
色 | 敷物や背景の色 | 文字・用紙の色 |
向き | 高さ(ライザー)、斜め陳列 | 吹き出し |
共通点は、
全体は揃えて整列させたうえで、ひとつだけ違いを出すということです。
この話で、もうひとつ思い出したのは、
1カ月ほど前に受講した「インバウンドVMD」の講演会の内容です。
コロナ禍も落ち着き、春の行楽シーズンに向けたインバウンド施策なのですが、
結論は、
「お客様が外国人でも日本人でも、やるべきことは同じ」ということでした。
・お客様のニーズをつかむ(仮説を立てる)=品揃え
・お客様の知りたいことを見せる=陳列、POP
・お客様に合わせた接客=笑顔と親切
昔から言われている通り、商売に国境はないのですね。
この2点に限らず、
世の中には、業種や立場を超えて共通していることは数多くありますよね。
私もこれまで陳列に関して、
図書館と、ホームセンターやドラッグストアが似ているなとか
ケーキ屋さんと宝飾店に共通点があるなとか、感じて
仕事に取り入れてきました。
あなたも異業種のお店を見たり、接客を受けたとき
「何か参考にできないか」
「ウチだったらどうする?」と、自分のお店に引き寄せて考えてみると、
意外なヒントがあるかもしれませんね。